抵抗の時代の終焉

※このブログは、2020年4月2日配信のメルマガを引用しています。

 

完全ロックダウンしたオーストラリアにいます。
薬屋とスーパー以外はホテルもレストランも
全部閉まり、飛行場も閉鎖に近い状態です。

外出は健康のための散歩や運動、
生活必需品の買い出しに限定という
法的な強制力がかかっていますが、
これが今やほとんどの国の日常になのかもしれません。

ネットがあるおかげで
世界中の情報にアクセスできるので、
色んなことをインプットしたり
考えたりする時間が増え、
この現実が何を教えてくれているのかを考えています。

抵抗の時代の終焉がきたと思っています。

人間は死への怖れから生存を安定させるために、
生存を脅かす不安を克服するために、
未来を予測し、対策をたて、
自分たちの生存を守れるシステムを強く、大きくなるように
抵抗する力をコントロールや支配で増強させてきました。

いつでも食料があるように、
いつでもお金が入るように、
いつでも病気が治せるように、
生存を脅かすものと戦えるように、と。

その人工的なシステムの中に
守られて生きていけるはずだったのに、
今、これまで当然あるはずだったものが
なくなっていくのを私たちは目の当たりにしています。
そこには人間の命も、
もしかしたら自分の命も含まれている可能性があります。

生存本能が反応しますから、
不安にならないわけがないんです。
だから、もし不安と怖れを感じていたら、
それを抑圧しないで感じてください。
でもその反応は自分の中の機能の一部であり、
自分の全てではありません。

システムが壊れたときに大切なのは
人間の血が通ったつながりです。
システムに守られる時代が終わるなら、
人が人を支える時代を創っていけばいい。

当面、すべての講座、セッションを
オンラインでの実施に切り替え、
この意図を源として場作りをしていきます。

何が外側にあったとしても、
ありのままを受け入れて自分の内側を整え、
怖れと不安に駆り立てられず、
源につながって一緒に進みましょう。

受容を源とする愛の時代の幕開けです。

 

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