【2014.10.9(木)19時〜外苑前】心で感じる絵本に込められた人生のエッセンス〜そして私たちは未来へどんな言葉を紡ぐのか?〜【こじこの絵本棚から:『100万回生きた猫』】
「あなたの好きな絵本はなんですか?」
そう問われると、いろんな絵本の名前と共に、小さいころ親に読み聞かせをしてもらったことを思い出す人も多いのではないでしょうか。
かわいい挿絵とシンプルな物語。幼い私たちは絵本の世界に入り込み、主人公といっしょになって様々な体験するのが大好きでした。
大人になってからは、ビジネス書や小説を読むことはあっても、なかなか絵本を読む機会はありません。
しかし絵本はそもそも子どもに伝えたいメッセージがあって描かれていることが多いので、そこには大人になっても「はっ」とさせられる人生の智慧がたくさん散りばめられています。
このイベントは、毎回1冊の絵本をみんなで読み、そこから感じるメッセージをもとに対話する場です。
そして、未来の子どもたちに向けて、その絵本を読んで湧いてくる言葉を自分なりに綴っていきます。
そのとき私たちは、自分の人生を振り返ってみたり、幼いころの自分と対話してみたり、普段忘れてしまっている大切な何かを思い出すのだと思います。
第2回目となる絵本は「100万回生きたねこ」
この絵本は、とある絵本屋さんに行ったとき、読んで自然と泣けてしまいました。当時に受けた衝撃も話の内容もすぐ思い出せるどうしても手放せない絵本です。
他人から愛されていてもなんとも思っていなかったねこが、自分が愛した人を失った時に、、、、生きる意味を考えさせられる作品です。
自分にとって本当に必要なものは何か?
この問いをみんなで深める場を作りたいと思います。
前回の「くまとやまねこ」では、登場人物を夫婦関係に例え大笑いになったり、子どものころの絵本にまつわる思い出を語ったり、現在の自分に顧み涙したり、今からの人生をどう生きるかのコミットメントを語ったり、熱狂的な絵本好きの方が登場し、推奨絵本の冊子を自ら作成持参しみんなを予想外の驚きと感動をもたらしてくれたり、、、とても面白い場が生まれました。参加者一人一人の絵本へのまなざしは本当に多様で豊かであることを実感しました。
絵本が大好きだった人も、いま大好きな人も、絵本を読んでもらっていた人も、そうでない人も、なにか心の響くものがある人はみんな、ぜひお気軽にご参加ください。
▼日時:10月9日(木)19時~21時半
※開場は18時45分〜
▼場所:CCCアジト@外苑前
http://cc-creators.com/access
〒 107-0062
東京都港区南青山2-27-21 セイリンビル4F
東京メトロ銀座線 外苑前駅 徒歩2分
銀座線・半蔵門線・千代田線 表参道駅 徒歩6-7分
外苑前から来るとベルコモンズの向かいの郵便局の角を曲がった所です。
1階がネイルサロン、2階は歯科医院です。
玄関がオートロックになっているので、
着きましたら401を鳴らして下さい。
※座椅子になります。 座りやすい格好でお越し下さい。
▼費用:3,000円(学生2,000円) ※当日お支払いください
▼持ち物:手紙セット(自分の好きなものをお持ち下さい)
▼お申し込み:
facebookページの参加ボタンを押してください。
【ファシリテーター】
・小島 寛之(こじま ひろゆき)通称:こじこ
子どものころは宇宙のことが大好きで『ニュートン』など科学雑誌にはまっていた科学少年。絵本を読んでもらった記憶はない。
大学を出て3年営業を経験後、どうしても宇宙開発の仕事をしたかった夢を諦めることができず、仕事をやめて他大学の3年時に編入学し再び学生として勉強する。卒業後に実際に筑波宇宙センターで仕事することを実現。人工衛星の真空試験を行うテストエンジニアとして、「ISS(宇宙ステーション)」「かぐや」「みどり」「だいち」「きく8号」「情報収集衛星」など主に大型人工衛星を担当し宇宙開発の裏方を支える。
その後、真空技術装置メーカーに移り、半導体・液晶・太陽電池製造装置の開発・調達・環境管理などを担当。2005年以降の半導体、液晶テレビ、タブレット端末、スマートフォン、太陽光パネルの莫大な普及に貢献する。
しかし人生の節目に絵本と出会い、それまでほとんど涙を流したことはなかったが大号泣する。このことをきっかけに
「絵本からは何でも学べる。そして映画一本に匹敵する素晴らしい力を持つ。」
と気づき、それ以来毎日1冊は絵本を必ず読みながら、その素晴らしさを多くの人に伝えている。
・野崎 恭平(のざき きょうへい)
合同会社CCC アソシエイト・パートナー
大学時代より「学習する組織」や「リーダーシップ開発」に興味を持ち、全国の学生組織のリーダーに対してワークショップを展開。人が自分らしく生きるためには、その人の周りにどれだけ愛があるかが大切なのだと気づき、人を取り巻く環境(社会システム)に意識を向け始める。
大学卒業後は、市会議員選挙に出馬する友人の秘書と選対事務長を務め、縁もゆかりもない土地で一から町を駆けずり回って当選。3.11後は東北の地に移住し、官民連携での避難所へのIT導入プロジェクト、仮設住宅の管理体制構築プロジェクトをそれぞれ立ち上げる。コンサルティングファーム入社後も東京での3.11追悼式典の企画を担当。その後、日本屈指の人材教育機関で社会起業家支援事業の事務局を担う。
体調を崩したことを機に、外側にばかり価値を求めている自分に気づき、自分の内側にこそ本当の豊かさがあることを知る。現在は、場づくりを通して、人が自分の人生を生きるきっかけづくりを行なっている。